ゼミと就活

自分の話ばっかりします。

芹沢銈介美術館

先日、静岡市立芹沢銈介美術館に行ってきた。後に予定が控えていたので30分くらいしか居れなかったけど、魅力の片鱗くらいに触れることはできたと思う。

そこで感じた事、片鱗について書きます。

染色の展示を見るのは初めてだし、美術に関してほとんど知識がないので、これから書く事が間違ってたらごめんなさい。

 

芹沢銈介はよく身近なモチーフを使って染色のデザインをするらしい。今回は「芹沢銈介と沖縄」という企画展だったため、沖縄の日常風景である、壺を運ぶ人々をモチーフにしたものなどが飾ってあった。

彼は世間一般の人々が日常使う品を染める事に熱心だったらしい。(記憶が曖昧なので細かいニュアンスに自信がない。話半分くらいに読んでほしい。)

確かにピアノカバーとかうちわとか、身近な道具を染めていた。染色を身近な工芸品に落とし込んでくれたから、私みたいな美術初心者でもわかりやすく見る事ができた。

 

染色はおそらくあまり細かい図柄を描くのに適していないんだろうと思った。絵画とかの背景までがっつり書き込む表現方法と比べると線の数が格段に少ない。その分一番表現すべき事をストレートに、だからといって安易な表現ではなく、よく練られた絵で表現してる事が伝わってきた。

物事を突き詰めると単純になる。単純だとわかりやすいし、色々な事に応用しやすい。工芸品は日常生活の一部で、尚且つそのデザインはもともと日常から生まれている。日常で生まれた物が日常へ帰っていく。その循環がとても健全で、正しい感じがして良いなあと思った。

洗練された単純さが好きだと思った。

 

 

断片的な話しかできない上に一つ一つの話も大して深くなく、私がこれを書いた所でかえって芹沢銈介美術館を貶めてしまうのではないかと心配です。が、私の言葉が足らないだけで、本当に綺麗な展示でした。また行きたいと思っています。

 

以上です。

 

静岡市立芹沢銈介美術館

静岡にお立ち寄りの際は是非見に行ってください。JR静岡駅からバスで10分。登呂遺跡に隣接した美術館です。